コンピュータの性能アップが止まりません。CPUは少し進化が頭打ちになってきた感がありますが、ソフト面での進化がそれをカバーしています。昔はコンピュータに将棋をやらせてもアマ初段ぐらいの実力しかなかったのですが、ソフト開発競争が激しくなってからというもの、どんどんと棋力が上がり続けています。2000年に入ってからは、ソフトがプロを負かすことも多くなりました。

そして2015年あたりでは、すでにどのプロ棋士をも負かすほどの実力を得るに至っているのです。今後もコンピュータの進化は止まることがないと考えられているので、さらに付け入る隙がなくなることになるでしょう。コンピュータの性能が上がるのは、もちろん人類にとってもプラスなことです。ただ、個別で考えてみると、そのせいで仕事を失うことになる人も出てくるわけです。

人類全体にとってはいいことでも、個人にとっては悪いことであって何らおかしくありません。将棋の世界はコンピュータにプロ棋士が負けたと言ってすぐにどうなるものでもありませんが、ビジネスの分野では影響がすぐに出るケースも多いです。これからは、機械に取って代わられることのない仕事を選択することが重要になるでしょう。機械にできることを仕事にしても、すぐに無職になってしまう可能性があります。

機械にできることはすべて機械に任せて、人間はそれ以外のことに労力を割くのがベストです。仕事選びの基準も大幅に変わりつつあります。

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